なぜF1は1600ccターボに変わるのか(1)

F1のテレビ放送(2)

その後1988年の日本GPで優勝し初チャンピオンを決めたアイルトン・セナが人気を博し、日本におけるF1中継の黄金期ともいえる時期が到来しました。
しかしアイルトン・セナの死後は、徐々にしかし確実にF1の人気は衰えていきました。
ただ基準をブームのピーク時に置くという考え方がそもそも間違いともいえ、全体としての人気は下がったとしても日本GPには毎年多数の観客が訪れていました。
とはいえ中継を行うテレビ局としては高い入場料を払ってわざわざサーキットまで足を運ぶ熱いファンは視聴率の面では少数派であり、スカパーでの有料放送が始まった頃から、地上波とスカパーの放送内容の二極分化が進んでいきました。
有料のスカパーが生放送、地上波が録画放送というのは理解しやすいところですが、スカパーの解説陣がF1中継黄金期の今宮純・川井一仁であるのに対し、地上波では一応元F1ドライバー等の専門家と言えるような人を一人置きながらも近藤真彦等の芸能人を客寄せ的に配置するという手法をとっています。

011年の中継にいたってはAKB48の大島優子が新ドラ
マのプロモーションで登場しました。
しかしこれによって5分近くの時間が費やされた結果、予選で起こったドラマ等には全く触れらることがありませんでした。
このようなコアなF1ファンにはフラストレーションを感じさせる地上波の番組作りは、既存の熱狂的なF1ファンを有料放送へ誘導するための確信犯的行為といえるでしょう。
このように有料放送とプロモーションとに二極化したF1中継ですが、どうやら今節目を迎えているようです。
フジテレビのF1中継の契約が
011年をもって切れるからです。
フジテレビの公式サイトでは
01
年の放送予定を地上波・スカパーともに未定としています。
これを機にNHKがまた放映権取りに乗り出してくるのではという噂もありますが定かではありません。
はっきりしているのはフジテレビが来年以降もF1中継を行うのか定かでないということです。